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導入事例 : 株式会社宇根鉄工所

背景

株式会社宇根鉄工所は、高潮・洪水・農業濯漑対策用のゲート工事、交通安全対策として橋梁工事及び耐震補強工事、農集落排水施設整備を主な事業とする会社です。

宇根鉄工所では大雨による浸水被害から建物や設備を守るための防災製品「アクアシャッター」シリーズを販売しています。「アクアシャッターf」は大雨による浸水で生じる浮力を利用して自動起立する構造で、「24時間、無動力・無操作」を特長としている製品です。

株式会社宇根鉄工所 アクアシャッターシリーズ

一方、「24時間、無動力・無操作」であるが故、起立・倒伏した記録(ログ)がどこにも残らないという問題があり、動作状況を把握するためのIoTシステムの開発に着手しました。

課題

デバイスとクラウドシステムを別会社が担当したため、システム統合テストを行う際には双方のスケジュールをあわせる必要があり、テスト実施工数が大きくなることを懸念していました。また、テストで問題を検出した際の原因の切り分けが難航するリスクがありました。

今回、アクアシャッターfからクラウドシステムへのデータ通信にSORACOMを採用したため、動作確認を行う際にはSORACOM SIMを搭載したデバイスからデータを送信する必要がありました。

mockmock導入による効果

mockmockのデータレコーダー機能を利用することで、デバイスから送信したデータをmockmockのコンソール上で確認でき、クラウドシステムの実装を待たずして動作を確認できました。

株式会社宇根鉄工所 アクアシャッターf Architecture データレコーダー

データレコーダーのリプレイヤー機能リリース後は、デバイスから送信したデータをmockmockに蓄積し、必要なタイミングでSORACOM Funnelへ再送することが可能となったため、双方のスケジュールをあわせることなく必要なタイミングでテストできるようになりました。

株式会社宇根鉄工所 アクアシャッターf Architecture リプレイヤー